香辛料の活用法
香辛料と一口に言っても千差万別です。共通して言えるのは、植物からできた調味料であるということ。基本的な味付けから、食欲増進のための印象に残る味、強い匂いのある食品についてはその匂いを消すためなど、さまざまな目的に使われています。
そもそも日本のよにカツオと昆布でふんわりほのかに風味を出すという食文化とは異なる、はっきりピリッと来るという意味でのはっきりした味付けの文化は、紀元前何千年という古代の記録にも残されているぐらい、人類史の初めに近い頃から存在していたようですね。仕留めた肉や魚の臭みを消し、口に美味しいと感じられる味を付けたのが始まりなのでしょうか。肉や魚の貯蔵や輸送手段が極端に限られていた時代、匂いや味でごまかすだけでなく、植物独自の殺菌力にも頼れたからなのでしょう。悪魔払いにも使われるぐらい、香りが独特のものもありました。
やがて大航海時代に入って、高額で取引されるようになった香辛料は、次第にヨーロッパの食卓に不可欠になっていったのでした。